用語集
事業継続計画(BCP)
BCP(ビー・シー・ピー)は、”Business Continuity Plan”の略。自然災害や大火災、およびテロ攻撃といった緊急事態が発生した際、企業が事業資産への被害を最小限に抑えつつ事業を継続・復旧させるために講じておく計画のこと。BCPを導入することにより、緊急事態への備えができ、廃業に追い込まれることなく事業を復旧させられる、あるいは、緊急時を乗り越えたという市場の信頼を得て事業拡大できる、といったことが期待できます。
中小企業省によれば、BCPの特徴は下記のとおりです。
(1)優先して継続・復旧すべき中核事業(重要性・緊急性の高い事業)を特定しておく
(2)緊急時における中核事業の目標復旧時間を定めておく
(3)緊急時に提供できるサービスのレベルについて、顧客とあらかじめ協議しておく
(4)事業拠点や生産設備、仕入品調達等の代替策を用意しておく
(5)すべての従業員と事業継続についてコミュニケーションを図っておく
参考:
〇中小企業庁.「中小企業BCP策定運用指針」
https://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_c/bcpgl_01_1.html
2023/6/30閲覧
〇厚生労働省.「医療施設の災害対応のための事業継続計画(BCP)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/kenkyu_00001.html
2023/6/30閲覧