用語集
壊死性筋膜炎
皮下組織や筋膜などの軟部組織に急速に壊死が広がる感染症のことです。切創、虫刺され、注射、軽微な外傷、熱傷などを契機に発症します。進行するとDIC、敗血症を発症し予後不良といわれています。高熱と局所の激しい疼痛、初期には浮腫性の紅斑がみられ、時間経過とともに紫斑・水泡・潰瘍・壊死と進展していきます。治療として抗菌薬投与、全身管理、速やかに壊死組織を切除するデブリードマンが必要となりますが、ときに四肢の切断に至るケースもあります。
監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗