特集

\ユーザー調査/病棟看護師から訪問看護師への転職

病棟看護師から訪問看護師へ転職する際、不安があった方も多いのではないでしょうか。
NsPace(ナースペース)では、35名の訪問看護師さんへアンケートを行い、訪問看護でのやりがいや、お困りごとなどエピソードを伺いました。

訪問看護師35名に聞いた!訪問看護師になる前の職場は?

NsPace(ナースペース)ユーザーのリアルな実態を調査。(2021年11月、ナースペース調べ)

一般病院で経験を積んでから訪問看護に転職する方が多いようですね!最近では新卒で訪問看護を選択なさる方もいらっしゃるようです。新卒から訪問看護の道もこれからもっと増えていくといいですね。

訪問看護師歴は何年目?

訪問看護師1~2年目の方から10年目以上の方まで幅広い経験年数の方が働いており、どの世代でも活躍できる素敵な環境ですね。

訪問看護師になろう(転職しよう)と思ったきっかけは?

「在宅医療に興味があった」と回答した方が4割という結果になりました。また、「利用者さんとじっくり関わりたいと思った」との回答も多く寄せられました。訪問看護師は利用者さんと一対一で向き合うことができます。一人ひとりとじっくり向き合い、看護ができる点は、やりがいに繋がりますね。

訪問看護師になってみて、困ったことや難しいと感じていることは?

訪問看護の仕事は、病棟業務と異なる部分があり、それゆえ戸惑いを感じる方もいるようです。なかでも、訪問看護師特有の「夜間の拘束(オンコール対応)」について、慣れるまでは難しいと感じることが多いようですね。

困った時の対応方法は?

職場の方に相談する他、自己学習で努力している方が多いようです。連絡や情報共有を大事にし、観察力やコミュニケーション能力が向上したというお声もありました!

訪問看護師の働きがいは?

病棟で学んだ経験を活かし、利用者さんとじっくり向き合っている方が多いようです。
最期を自宅で過ごしたいと希望される利用者様やそのご家族様の支援ができる喜びを感じるとのお声もありました。訪問看護の醍醐味ですね。

これから訪問看護師になる方へ

患者さんのご自宅に直接伺って、家族や多職種とかかわることができ、とても勉強になる仕事だと思います。
大変なこともあるけれど「ありがとう」の一言でどんなことでも頑張れる気がする。そんな仕事です。

一人で訪問するからこそ、判断が難しい時、困った時は同僚や上司に相談します。
だから、一人のように見えても実は一人じゃありません。
今はスマホをフル活用して、瞬時に先生に画像を送り、指示を受けることもできます。
ぜひとも訪問看護にチャレンジしてみて下さい。

在宅医療を支えるには、在宅医だけでは成り立ちません。多職種連携していく中心にあるのが、実は看護師だと感じてます。
責任ある立場です。その分、看護師としてのやりがいや充実感があります。最新の機器や検査や治療はありませんが、
『家で過ごせる』ということに想像以上の延命効果があるんです。それを側で見守り支援していくお仕事です。

病院ではきっと長時間向きあうことは考えられないかと思いますが、じっくりと一人のご利用者様と向き合うことができます。
人との関りを持ちたいと思う方は楽しいと思える職種だと思います。

利用者様が病院と違い永年過ごした場所で過ごせることで良かったと思ってもらえることや一人に対し寄り添った看護ができることが訪問看護師ならではと思います。
違う視点で見ることができ病院での学びを活かしながらその方にあった関わリ方ができると思います。
また色々な方面からのケアを提供できると思います。

病院で勤務していたときは、診療補助業務を必死でやってきて、とにかく事故なく退院させることが重要でした。
少し爪が伸びてるなと思っても爪切りができる余裕もなく過ごしてきました。
訪問看護を始めてからは地域のことだったり、利用者さんの歩んできた人生だったり、ご家族のことだったり、死生観について考えさせられたりと…。
私自身の人生が少し豊かになった気がします。不安もあるでしょうが、喜びの方が大きいです。

これから、今以上に、在宅で過ごす方が増える時代になると思います。
病棟で、色々な経験をしてる方はもちろん、そうでない方も、人と人と、じっくり関わることができ、その方の日常の一部にお邪魔する、そんな素敵な職業だと思います。
私は「自宅で自分らしく過ごす」方のお手伝いができる、この仕事が大好きです。
ぜひ、これから訪問看護を志す方、一緒に頑張って行きましょう。

記事編集:NsPace

この記事を閲覧した方にオススメ

× 会員登録する(無料) ログインはこちら