記事一覧

2023年11月7日
2023年11月7日

免疫チェックポイント阻害薬

免疫チェックポイント阻害薬(阻害剤)とは、がん細胞がリンパ球をはじめとした免疫細胞からの攻撃を逃れるしくみを解除する薬剤です。結果として、免疫細胞の攻撃によってがん細胞が減少する効果が期待できます。また、効果が現れると長期間持続する場合もあります。対象のがんは、メラノーマ、腎細胞がん、非小細胞肺がん、ホジキンリンパ腫、頭頸部がん、胃がん、悪性胸膜中皮腫などです。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年11月7日
2023年11月7日

分子標的薬

分子標的薬とは、がん細胞の増殖・転移・浸潤に関わる特定の分子(例:がん遺伝子により産生されるタンパク質)のみを標的とし、がん細胞の活動を抑えることや、がん細胞が増殖しにくい環境を整えることを目的とした薬剤です。そのため、正常細胞への影響が小さく、副作用の軽減が期待されています。手術や生検で採取した組織病変から遺伝子変異や特定タンパクの発現を調べることで、事前に薬剤が効くかどうか判定します。 分子標的薬には、「低分子化合物」と「抗体薬」の2種類があります。低分子化合物はがん細胞の増殖に関わるタンパク質を標的とし、細胞増殖の信号を受け取らないよう阻害します。抗体薬は、がん細胞の表面のタンパク質と結合することでがん細胞を直接攻撃するもの、抗がん薬との結合によって治療効果を高めるものなどがあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年9月7日
2023年9月7日

MARTA(多元受容体作用抗精神病薬)

MARTA(マルタ)は、"multi acting receptor targeted antipsychotic"の略。抗精神病薬のひとつです。セロトニン、ドパミン以外にもコリン、ヒスタミンなど多くの受容体に作用し、抗精神病効果に加え、うつ、双極性障害への効果も期待されます。副作用は、錐体外路症状や高プロラクチン血症(乳汁分泌、月経異常、射精不能など)が少ない一方で、体重増加や脂質代謝異常、血糖上昇が問題となります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年9月7日
2023年9月7日

多元受容体作用抗精神病薬(MARTA)

MARTA(マルタ)は、"multi acting receptor targeted antipsychotic"の略。抗精神病薬のひとつです。セロトニン、ドパミン以外にもコリン、ヒスタミンなど多くの受容体に作用し、抗精神病効果に加え、うつ、双極性障害への効果も期待されます。副作用は、錐体外路症状や高プロラクチン血症(乳汁分泌、月経異常、射精不能など)が少ない一方で、体重増加や脂質代謝異常、血糖上昇が問題となります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

向精神病薬

主に脳の中枢神経系に作用して感情や思考、意欲などに変化をもたらす薬の総称です。幻覚や妄想の治療に使用する抗精神病薬や抗うつ薬、気分安定(調整)薬、抗不安薬、睡眠薬、抗痙攣剤などに分類されます。抗不安薬や睡眠薬などは、精神科以外の領域でも使用されることがあります。急に使用をやめると症状の悪化や再発が懸念されるため、慎重な検討が必要です。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

ベンゾジアゼピン系薬

脳内のベンゾジアゼピン(BZD)受容体に結合し、刺激することで緊張や不安、不眠などを改善する薬です。ベンゾジアゼピン(BZD)受容体が刺激を受けると塩化物イオンが流入し、脳の興奮が抑えられることで抗不安、催眠、鎮静などの作用が現れます。また、脊髄反射を抑えることによる筋弛緩作用が腰痛症や緊張型頭痛などを改善します。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

抗うつ薬のひとつです。不安や緊張、衝動を抑えるセロトニンだけでなく、意欲やエネルギーを高めるノルアドレナリンのシナプス前終末への再取り込みを阻害し、それらの働きを高めることでうつ症状の改善が期待されます。ノルアドレナリン受容体への刺激による副作用として、尿閉や頭痛、頻脈などがみられることがあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)

抗うつ薬のひとつです。不安や緊張、衝動を抑えるセロトニンだけでなく、意欲やエネルギーを高めるノルアドレナリンのシナプス前終末への再取り込みを阻害し、それらの働きを高めることでうつ症状の改善が期待されます。ノルアドレナリン受容体への刺激による副作用として、尿閉や頭痛、頻脈などがみられることがあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

DSS(ドパミン部分作動薬)

DSSは、"dopamine partial agonist"の略。抗精神病薬のひとつです。ドパミンD3受容体を遮断したり作動したりしながらドパミン濃度を落ち着かせます。錐体外路症状や高プロラクチン血症(乳汁分泌、月経異常、射精不能など)の副作用が少ない一方で、鎮静効果が弱く、不安や焦燥、胃腸症状が見られることがあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

ドパミン部分作動薬(DSS)

DSSは、"dopamine partial agonist"の略。抗精神病薬のひとつです。ドパミンD2受容体を遮断したり作動したりしながらドパミン濃度を落ち着かせます。錐体外路症状や高プロラクチン血症(乳汁分泌、月経異常、射精不能など)の副作用が少ない一方で、鎮静効果が弱く、不安や焦燥、胃腸症状が見られることがあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

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