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大賞エピソード漫画化!「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」第3話【つたえたい訪問看護の話】

大賞エピソード漫画化!「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」【つたえたい訪問看護の話】

NsPaceの特別イベント「第3回 みんなの訪問看護アワード」で募集した「つたえたい訪問看護の話」。今回は、株式会社ウッディ 訪問看護ステーションはーと(東京都) 木戸 恵子さんの大賞エピソード「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」をもとにした漫画の第3話(最終話)をお届けします。

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「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」前回までのあらすじ
4人のお子さんがいるえみさんは、末期の肺がんを患っている。子どもたちと最後の思い出をつくるために、主治医の許可も得て宮崎から東京に飛行機で移動していたが、容体が急変して緊急入院。移動には高いリスクを伴うが、えみさんや夫は「宮崎へ帰りたい」と切望しており、病院は訪問看護師の木戸さんに相談した。その後、えみさんは木戸さんが運営するホームホスピスで、体力をつけるために3日ほど休養。いよいよ、在宅医のW先生やドライバーさんたちとともに、車で宮崎へ向かう。

<主な登場人物>
第3話「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」登場人物

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大賞エピソード漫画化!「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」第1話【つたえたい訪問看護の話】
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大賞エピソード漫画化!「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」第2話【つたえたい訪問看護の話】

「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」第3話(最終話)

漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-1
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-2
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-3
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-4
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-5
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-6
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-7
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-8
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-9
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-10
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-11
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-12
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-13
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-14
漫画「お母さん~看護の襷をつなぐということ~」3-15

 

漫画:広田 奈都美(ひろた なつみ)
漫画家/看護師。静岡県出身。1990年にデビューし、『私は戦う女。そして詩人そして伝道師』(集英社)、『ナースのチカラ ~私たちにできること 訪問看護物語~』『おうちで死にたい~自然で穏やかな最後の日々~』(秋田書店)など作品多数。
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【漫画試し読み】『ナースのチカラ』第1巻1話(その1)

投稿者: 木戸 恵子(きど けいこ)さん
株式会社ウッディ 訪問看護ステーションはーと(東京都)
投稿者: 木戸 恵子(きど けいこ)さん
大賞をいただき、とても光栄で、嬉しく思います。私は訪問看護師になって27年になります。確実な医療ケアや医療処置が求められる緊張の現場ですが、まずは患者さんやご家族のお話を伺い、患者さんの心の風景を垣間見られるように、という意識を持って接しています。
えみさん(仮名)も、お話を傾聴し、心の風景を共有することから関わりました。課題や心配はありましたが、ご本人・家族と医療者すべての思いを繋ぐために覚悟を決め、その場の雰囲気を瞬間的に察知しながらアセスメントに努めました。
私は、常日頃から出会った関係性や連携を大切にしています。例えば、研修で学びを共にした仲間とは情報交換や視察をし合ったり、仕事仲間とはカンファレンスを繰り返したりと、絆づくりをしています。えみさんの事例においても、相談した仲間たちすべてが自分事のように対応してくれました。普段の連携力や繋がりを生かせたことは、今後のやりがいにもなります。
私が出会ったとき、えみさんの体力は限界アラームが鳴り始めていましたが、たくさんの方の心に響く、熱くて強い命の炎を持っておられた方でした。改めて振り返ると、えみさんの原動力が私たちをさらに強く繋げてくださったのだと思い、感動しています。貴重な体験をさせていただきました。
最後に、えみさんのご冥福を祈るとともに、ご家族様や関わってくださった仲間たちに感謝申し上げます。ありがとうございました。

>>「第3回 みんなの訪問看護アワード」特設ページ

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