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2023年7月19日
2023年7月19日

メンター

英語で"Mentor"と書きます。「相談者」「助言者」の意味。ビジネスシーンにおいては、人材育成の場で使う言葉で、新入社員に対して指導や助言をする人を指すことが多いでしょう。指導を受けるひとは「メンティー(Mentee)」、指導そのもののことを「メンタリング(Mentoring)」と呼びます。 新入社員の教育を先輩社員が担当する制度を「OJT(On-The-Job Training)制度」といいますが、メンタリングに比べると実務に近い教育を基本としています。一方、メンタリングは業務から離れた精神面についての対話も含まれます。メンティー個人のキャリアプラン、職場の人間関係、ワーク・ライフ・バランスなどにも踏み込むため、メンターは幅広い課題についてフォローしていく必要があるでしょう。メンタリングを人材教育制度に取り入れることにより、若手社員の離職を減らすことができたり、メンター、メンティーの双方が成長しやすい環境を得られたりするといったメリットがあります。 医療業界においては、研修医メンター制度が定着しているほか、看護師によるメンタリングも行われています。従来の「プリセプター制度」(新人看護師に先輩看護師がつき、マンツーマンで指導やフォローを行う)の一部に取り入れられているケースが多いようです。

2023年7月19日
2023年7月19日

MBO(目標管理制度)

MBOは、"Management by Objectives"のこと。組織における個人やグループに目標を設定してもらい、目標の達成度、あるいは進捗までを含めて人事評価を行うマネジメント手法のことです。組織力の強化を狙うために有効とされます。現代経営学やマネジメントの発明者として知られるピーター・ファーディナンド・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)が著書『現代の経営』にて発表した概念です。 個人やグループの目標は、上からの指示や強制でない自主的なものであることや、組織目標にリンクさせることが重要とされています。個々の努力が組織目標の成功に繋がることで、社員は「やらされている感はないが、会社に貢献できている」とポジティブに考えることができます。

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