2023年7月19日 2023年7月19日 発熱性好中球減少症 悪性腫瘍に対する薬物療法の実施により、好中球が500/μl未満に減少するとともに37.5度以上に発熱した状態のことです。寒気、体が震えるなどの症状が現れる場合があります。原因は、白血球の中でも重要な役割を担う好中球が減少し、細菌や真菌などの排除が困難になり感染症を発症したことです。病原体を排除する機能が一時的に低下しているため、重症化のリスクが高まります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗 この度はNsPaceにお越しいただき、ありがとうございます。 NsPaceは訪問看護に携わる皆さま、これから携わりたいと思っている皆さまのための場所です。 日々、皆さまのお仕事に役立つ情報を発信していく予定ですので、よろしくお願いします。 ご面倒かと思いますがご利用の際は、会員登録(無料)をお願い致します。
2023年7月19日 2023年7月19日 敗血症性ショック 重症敗血症の中でも循環および細胞内代謝、またはいずれかの機能に重度の異常が生じることで死亡率が著明に上昇した病態です。十分な輸液を実施しても平均動脈圧65mmHgを維持するために血管収縮薬投与を必要とし、なおかつ血清乳酸値2mmol/Lを超えている状態です。グラム陰性桿菌またはグラム陽性球菌、真菌などの感染が原因となり、糖尿病や肝硬変、白血球減少などがあるとリスクが増加します。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗 この度はNsPaceにお越しいただき、ありがとうございます。 NsPaceは訪問看護に携わる皆さま、これから携わりたいと思っている皆さまのための場所です。 日々、皆さまのお仕事に役立つ情報を発信していく予定ですので、よろしくお願いします。 ご面倒かと思いますがご利用の際は、会員登録(無料)をお願い致します。
2023年7月19日 2023年7月19日 ウォームショック 四肢は温かいものの血圧が低い状態で、敗血症ショックの初期に見られます。敗血症では、細菌による毒素により炎症性サイトカインが大量に分泌されます。結果、血管拡張作用を持つNO(一酸化窒素)が分泌され、末梢血管が拡張します。末梢血管が拡張したことで、全身の血管抵抗が低下し血圧が下がりますが、心臓においては、血管抵抗が低下したことによる心拍出量の増加が起こります。このため、末梢循環は維持され、血圧は低下しているのに、手足は温かい状態(ウォームショック)となります。敗血症が進行するに従い、血管内皮細胞や心筋細胞が障害され、末梢血管は収縮、心拍出量も低下し、数時間のうちに、手足は冷たくて血圧が低い「コールドショック」という状態になります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗 この度はNsPaceにお越しいただき、ありがとうございます。 NsPaceは訪問看護に携わる皆さま、これから携わりたいと思っている皆さまのための場所です。 日々、皆さまのお仕事に役立つ情報を発信していく予定ですので、よろしくお願いします。 ご面倒かと思いますがご利用の際は、会員登録(無料)をお願い致します。
2023年7月19日 2023年7月19日 コールドショック 敗血症ショックの初期に生じる「四肢が温かく、血圧が低い状態(ウォームショック)」が進行し、低血圧のまま血管が収縮して四肢が冷たくなった状態です。意識障害や顔面蒼白、頻脈、収縮期血圧60mmHg以下、呼吸促迫、尿量の著しい減少または無尿など重篤な症状が現れます。臓器障害がさらに進展することで死亡率が著明に上昇します。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗 この度はNsPaceにお越しいただき、ありがとうございます。 NsPaceは訪問看護に携わる皆さま、これから携わりたいと思っている皆さまのための場所です。 日々、皆さまのお仕事に役立つ情報を発信していく予定ですので、よろしくお願いします。 ご面倒かと思いますがご利用の際は、会員登録(無料)をお願い致します。