痛みの強さを表情から判定するスケールのことです。6つの表情が書かれた評価用紙を患者に見てもらうことで、患者は現在の痛みの状況が0～5のどの段階に近いか回答しやすくなります。そのため高齢者や小児、認知症の患者などにおいて、 VAS （視覚的アナログスケール）やNRS（数値評価スケール）といった方法で答えることが困難な場合にも使用できます。 監修： とよだクリニック院長　豊田 早苗

痛みの強さを表情から判定するスケールのことです。6つの表情が書かれた評価用紙を患者に見てもらうことで、患者は現在の痛みの状況が0～5のどの段階に近いか回答しやすくなります。そのため高齢者や小児、認知症の患者などにおいて、 VAS （視覚的アナログスケール）やNRS（数値評価スケール）といった方法で答えることが困難な場合にも使用できます。 監修： とよだクリニック院長　豊田 早苗

炎症を伴う疾患関連性の低栄養で、骨格筋量の低下をもたらす病態のことです。悪性腫瘍や慢性心不全、慢性腎不全、自己免疫疾患などの慢性疾患にともなう低栄養を防ぐため、早期に適切な栄養ケアを行う必要性があります。近年サイトカインを介する全身性の炎症と捉えられており、さまざまな代謝異常や食欲不振に深く関係していることが明らかとなっています。 監修： とよだクリニック院長　豊田 早苗

irAEは、"immune related adverse events"の略。免疫関連有害事象のことです。おもに免疫チェックポイント阻害薬の投与によって引き起こされる副作用のことです。免疫チェックポイント阻害薬の投与によりT細胞が活性化されることで、抗腫瘍効果をもたらすと同時に自己の細胞や組織を破壊してしまう恐れがあります。免疫チェックポイント阻害薬によるおもなirAEには、呼吸器症状・消化器症状・皮膚症状・甲状腺機能異常・副腎皮質機能異常・肝機能異常・糖尿病・神経症状などがあります。 監修： とよだクリニック院長　豊田 早苗

生命を脅かす疾患を抱えた患者や家族のQOL（quality of life：生活の質）を改善し、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケアのことです。緩和ケアは通院・入院・在宅療養のいずれでも受けることができます。緩和ケアを行う場合、さまざまな専門職種（医師・看護師・薬剤師・ケアマネジャー・ソーシャルワーカーなど）が連携する必要があります。 監修： とよだクリニック院長　豊田 早苗

SDMは、"shared decision making"の略。共同意思決定のことです。質の高い医療を選択し決断するために、患者と医療者が話し合いながら治療方針を決定していくためのプロセスを言います。 監修： とよだクリニック院長　豊田 早苗

成功する可能性が乏しい状況下での心肺蘇生を行わないことです。心停止や呼吸停止に至った際に患者もしくは代理人の意思決定を尊重して蘇生処置をしない判断をします。患者もしくは代理人へのインフォームドコンセントと社会的な患者の医療拒否権の保証が前提となると言われています。 監修： とよだクリニック院長　豊田 早苗