用語集
アルツハイマー病
アルツハイマー病は、高齢者の認知症の原因の上位に挙げられ、記憶、思考、行動に問題を引き起こす進行性の脳疾患です。徐々に悪化していく特徴があります。アルツハイマー病の根治治療はありませんが、症状の進行を遅らせたり生活の質を向上させたりするためのさまざまな治療法が開発されています。
【軽度】
記憶障害があらわれる
■主な症状
・数分から数日前のことが思い出せない
・お金の取り扱いができなくなる
・物をなくす
・質問を繰り返す など
【中度】
論理的・意識的な思考、言語、感情処理に関する脳の領域の障害がみられる
■主な症状
・記憶喪失/錯乱
・家族の認識ができない
・幻想/幻覚症状
・新たなことが覚えられない など
【高度】
人と会話ができず、あらゆることに介護が必要な状態。身体機能の低下に伴い寝たきりになることも
■主な症状
・嚥下困難
・コミュニケーション能力の喪失
・排泄障害
・痙攣発作
・睡眠時間の増加 など
訪問看護での大切なのは、アルツハイマー病の進行に伴う生活の支障が何かを丁寧にアセスメントし、適切に介入することです。また、地域包括支援センターやケアマネジャーなどと積極的に連携することも重要です。さらに、長期間の介護に伴い生じる家族の精神的・身体的疲労も把握しながら、住み慣れた家で安楽に過ごせる支援を心がけましょう。
監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗