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せん妄

せん妄とは、身体的に負荷がかかった際に脳の機能が一時的に乱れて意識が混乱し、注意力や理解力、記憶力などが低下する病態のことです。認知症は慢性的に変化しますが、せん妄は急性に始まり、短時間で変化する特徴があり、可逆的です。せん妄の原因は直接因子と誘発因子、さらに準備因子の3つに分けられます。

■直接因子
・抗コリン薬
・向精神作用のある薬物
・オピオイドをはじめとした様々な薬剤
・悪性腫瘍
・心筋梗塞 など

■誘発因子
・環境の変化
・疼痛
・睡眠障害
・不安
・便秘 など 

■準備因子
・脳血管疾患
・認知機能障害をはじめとした脳機能の脆弱性

また、せん妄には3種類あります。興奮状態で大声を出したりイライラしたりする「過活動型せん妄」、幻覚や妄想など声かけに反応しないほど意欲が低下した「低活動型せん妄」と、その両方の「混合型せん妄」があります。

訪問看護の現場でせん妄に遭遇した際は、まず直接因子となる薬の変化、状態の変化がないかを確認し、誘発因子となる日常生活の変化はないかをアセスメントしましょう。がんの終末期の方の約7割が経験するといわれる終末期せん妄は回復が難しいですが、なるべく苦痛なく過ごせるよう、主治医やご家族と話し合いを重ねながら対応していく必要があります。

監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

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