用語集

用語を検索

用語集

50音・英数字から探す

カテゴリから探す

血管内脱水

体内で細胞内や細胞外(血管内と間質)に水が存在しており、およそ細胞内:間質:血管内=8:3:1の割合です。脱水は体内の水分不足状態を指し、細胞内でも細胞外でも水分の「in」より「out」が多いことにより脱水となります。そして、「血管内脱水」とは、血管内だけが脱水の状態をいいます。

一般的な脱水は水分不足・下痢・嘔吐などが原因となり、血管内の水分不足から始まります。すると電解質の勾配を利用して、元々水分量が多い「細胞内」から「血管内」に水が移動するので、そう簡単に血管内脱水にはならず、血圧が低下しません。

しかし、DIC(播種性血管内凝固症候群)や感染症で血管内皮が障害されると、血管内の水分が間質に流出してしまい、体が浮腫状態になります。この機序で間質に水が漏れてしまい、細胞内から血管内に水が戻る機序でも補正しきれなくなった状態が血管内脱水です。

脱水でバイタルが乱れる状態は、特殊な病態を除き、補充の機序が破綻しているということを意味し、早期に医療介入が必要です。血圧が低下している場合は脱水がかなり進行しています。呼吸数の増加、頻脈、意識がぼーっとし始める、といった兆候がみられた段階で脱水に気付くことが大切です。

監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

× 会員登録する(無料) ログインはこちら