記事一覧

2026年2月26日
2026年2月26日

プロゲステロン(黄体ホルモン)

プロゲステロン(黄体ホルモン)は、卵巣から分泌されるホルモンで、子宮内膜の安定、乳腺の発達、体温調節などエストロゲンとともに排卵の周期に携わる女性ホルモンの一種です。プロゲステロンは排卵直後から分泌量が増加し、妊娠の準備のためのホルモンともいわれています。 排卵後、黄体の発達とともに分泌量が増加し、エストロゲン(卵胞ホルモン)によって厚くなった子宮内膜を成熟させて、受精卵が着床しやすい状態に整えます。具体的には、子宮内膜が肥厚し、脱落膜様変化を起こします。妊娠時には、子宮内膜を維持し、乳腺を発達させる働きもあります。妊娠が成立しなければ、排卵の約1週間後にはプロゲステロン分泌量が減り始めます。さらに約1週間ほど経つと、妊娠のために厚くなっていた子宮内膜を外に排出して子宮内をリセットします。これが「月経」です。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月26日
2026年2月26日

エストロゲン(卵胞ホルモン)

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、主に卵巣から分泌され、女性の体の発達、生殖器官の発育・維持、月経周期の調整など重要な役割を担っている女性ホルモンの一種です。 主な働きは、排卵前の子宮内膜の増殖期に分泌量が増加し、受精卵が子宮に着床する準備をします。具体的には、らせん動脈を増生させ、子宮内膜の増殖・肥厚を促します。そのほかエストロゲンは女性の健康全般にも大きく関与しており、LDLコレステロールを低下させたり骨量を維持したりする働きがあります。エストロゲンの分泌量は20代でピークを迎え、45~55歳の更年期になると急速に減ります。そのため閉経すると、脂質異常症や骨粗鬆症のリスクが高まることが知られています。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月26日
2026年2月26日

SCFA(短鎖脂肪酸)

短鎖脂肪酸(SCFA:short-chain fatty acid)は、炭素数が6以下の脂肪酸のこと。酢酸、プロピオン酸、酪酸が代表的で、腸内細菌が食物繊維や難消化性オリゴ糖を発酵する過程で産生されます。 主なはたらきは以下のとおりです。 腸内を弱酸性にすることで悪玉菌の増殖を抑える 腸の蠕動運動を促進する 腸のバリア機能を強化する 免疫反応を調整する 代謝機能を改善する 水分やミネラルの吸収を助ける 大腸上皮細胞や肝臓、筋肉のエネルギー源となる 特に酪酸は、大腸上皮の修復や腸漏れ(リーキーガット)防止、炎症抑制に関与するとして注目されています。短鎖脂肪酸を増やすためには、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内の善玉菌を摂取することや、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維、レジスタントスターチ、オリゴ糖などを積極的に摂取することが推奨されます。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月26日
2026年2月26日

短鎖脂肪酸(SCFA)

短鎖脂肪酸(SCFA:short-chain fatty acid)は、炭素数が6以下の脂肪酸のこと。酢酸、プロピオン酸、酪酸が代表的で、腸内細菌が食物繊維や難消化性オリゴ糖を発酵する過程で産生されます。 主なはたらきは以下のとおりです。 腸内を弱酸性にすることで悪玉菌の増殖を抑える 腸の蠕動運動を促進する 腸のバリア機能を強化する 免疫反応を調整する 代謝機能を改善する 水分やミネラルの吸収を助ける 大腸上皮細胞や肝臓、筋肉のエネルギー源となる 特に酪酸は、大腸上皮の修復や腸漏れ(リーキーガット)防止、炎症抑制に関与するとして注目されています。短鎖脂肪酸を増やすためには、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内の善玉菌を摂取することや、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維、レジスタントスターチ、オリゴ糖などを積極的に摂取することが推奨されます。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月26日
2026年2月26日

アシドーシス

アシドーシスとは体内の酸塩基平衡が崩れた状態で、正常(pH7.35~7.45)より酸性に傾いた状態をアシドーシス、アルカリ性に傾いた状態をアルカローシスといいます。 血液のpHは、pHを上昇させる塩基(主に重炭酸イオン[HCO3-]、HCO3-: 正常値22~28 mEq/L)の濃度とpHを低下させる酸(主に二酸化炭素[CO2]、PaCO2: 正常値35~45mmHg)の濃度のバランスに依存しています。 アシドーシスには、呼吸性アシドーシスと代謝性アシドーシスがあります。 呼吸性アシドーシス:肺のガス交換障害により二酸化炭素が蓄積し、酸性化した状態。浅く速い呼吸やチアノーゼ、意識障害などがみられます。酸素療法や人工呼吸器の使用によって呼吸を補助し、血中の二酸化炭素レベルを低下させます。 代謝性アシドーシス:体内で酸の過剰産生や腎臓での酸排泄の低下、重炭酸イオンの不足により血液が酸性化した状態です。乳酸アシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、腎不全、サリチル酸中毒などがあります。主な症状は、深く早いクスマウル呼吸、倦怠感、意識障害などです。対処としては、原因に応じた電解質補正や重炭酸ナトリウム投与が行われます。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月24日
2026年2月24日

PG(プロスタグランジン)

プロスタグランジン(prostaglandin, PG)は、感染や外傷に伴う発熱や痛みなど、多くの身体反応に関与する生理活性脂質です。組織が損傷を受けると細胞膜にあるリン脂質はアラキドン酸に変わり、シクロオキシゲナーゼ(COX)の作用によってプロスタグランジンが生成されます。 このプロスタグランジンの作用によって引き起こされる「発赤、痛み、熱感、腫脹」などの症状を炎症といいます。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの薬剤が、プロスタグランジン合成の過程で働くCOXの活性を抑えることでプロスタグランジンの産生を抑制し、解熱・鎮痛・抗炎症作用を発揮します。 そのほかにも、プロスタグランジンは胃粘膜の保護や血小板凝集、腎機能維持、子宮収縮の促進などの重要な生理機能の役割を担っています。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月24日
2026年2月24日

プロスタグランジン(PG)

プロスタグランジン(prostaglandin, PG)は、感染や外傷に伴う発熱や痛みなど、多くの身体反応に関与する生理活性脂質です。組織が損傷を受けると細胞膜にあるリン脂質はアラキドン酸に変わり、シクロオキシゲナーゼ(COX)の作用によってプロスタグランジンが生成されます。 このプロスタグランジンの作用によって引き起こされる「発赤、痛み、熱感、腫脹」などの症状を炎症といいます。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの薬剤が、プロスタグランジン合成の過程で働くCOXの活性を抑えることでプロスタグランジンの産生を抑制し、解熱・鎮痛・抗炎症作用を発揮します。 そのほかにも、プロスタグランジンは胃粘膜の保護や血小板凝集、腎機能維持、子宮収縮の促進などの重要な生理機能の役割を担っています。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年11月7日
2023年11月7日

ムーンフェイス(満月様顔貌)

ムーンフェイス(満月様顔貌)とは、顔に脂肪がつき、満月のような顔貌になった状態のことです。副腎皮質ホルモンの過剰分泌やステロイドの長期間もしくは過剰投与が主な原因です。ステロイド投与の場合、症状が現れるのは治療開始から1~2週間が経過したころです。外見の変化に不安を抱える方も少なくありませんが、ステロイドの量を減らすことで改善します。ステロイド治療を行う疾患には、全身エリテマトーデス、リウマチ、気管支喘息、腎臓病、肺炎などがあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年11月7日
2023年11月7日

ツルゴール反応

ツルゴールとは、皮膚の張り(緊張)のこと。ツルゴール反応(ツルゴールテスト)は、脱水の評価に使用する触診のことです。前腕または胸骨上の皮膚をつまみ上げてすぐに放し、2秒以内に元の状態に戻らなければ体液量が減少している可能性があります。脱水の可能性が疑われるため、濃縮尿や唇の乾きなどにも注意が必要です。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年9月7日
2023年9月7日

高張性脱水

発汗や尿崩症により体内の水分が失われたにもかかわらず水分補給を怠ったために、血液中のナトリウム濃度が高くなり、細胞内から細胞外へ水分が移動し、細胞内の水分が減少した脱水のことをいいます。症状として、発熱や口喝などが現れます。高張性脱水では、血液中に多く存在するナトリウムとクロールの血中濃度が高くなりやすく、高ナトリウム血症や高クローム血症が起こりやすくなります。血液中のナトリウム濃度が異常になる高ナトリウム血症を発症すると、けいれんや昏睡が生じる場合があり、速やかな補正が必要になります。高クロール血症については、特徴的な症状がなく、一般的に高ナトリウム血症に併発して起こり、ナトリウムを補正することで正常化できるため、特に、治療対象としません。また、その他のカリウム、マグネシウムなどの電解質については、細胞内に多く存在しているため、細胞内の水分が減ることで、細胞内のカリウムやマグネシウム濃度が高くなりますが、血液中のカリウムやマグネシウム濃度が高くなる高カリウム血症や高マグネシウム血症が起こることはありません。また、高張性脱水の状態を改善することで細胞内の電解質バランスも改善されるため、特に問題にしません。発汗の速度が速く、多くの汗をかくほどに血液中の水分が多く失われ、高張性脱水のリスクが高まります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

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