初めての訪問看護に関する記事

ニャースペースのつぶやき
ニャースペースのつぶやき
特集
2023年7月11日
2023年7月11日

食べ物やたばこのにおい、ペットの毛が気になる…ニャースペースのつぶやき【訪問看護あるある】

においやペットの毛などが気になるお宅も 訪問先で、傷んだ食べ物の腐敗臭やたばこのにおい、ペットの毛などが気になることがあるにゃ…。不衛生な環境で利用者さんの体調が心配だし、次のお宅のことも考えると、におい移りも気になるにゃ 認知症の方をはじめとして、利用者さん宅に訪問した際、傷んでしまった食べ物を目にすることもありますよね。食べ物に限らず、たばこやペットの糞尿のにおい、ペットの毛などが気になることがあるという声も聞かれました。利用者さんの体調への影響が心配なのはもちろんのこと、できるだけ次のお宅の訪問に影響がでないように、という観点で皆さん工夫しているようです。「におい移りが気になるときは、次の利用者さんの訪問前に消臭スプレーを活用する」「自分の衣類にペットの毛がたくさんついてしまって気になることがあるので、粘着カーペットクリーナーを持参している」といった対処法を実践している訪問看護師さんも。 ニャースペース病棟看護経験5年、訪問看護猫3年目。好きな言葉は「猫にまたたび」「わかる!」「こんな『あるある』も聞いて!」など、みなさんの感想やつぶやき、いつでも投稿受付中にゃ!>>投稿フォーム

在宅看護と訪問看護の違い
在宅看護と訪問看護の違い
特集
2023年7月11日
2023年7月11日

在宅看護と訪問看護の違いは何?必要性やメリット・デメリットも解説

近年、少子高齢化に伴い、在宅医療が注目されています。在宅医療には在宅看護や訪問看護が含まれますが、「在宅看護と訪問看護の違いって何?」と考えたことがある方もいるでしょう。 医療現場でも両者の使い分けが曖昧になっているのが現状ですが、在宅看護と訪問看護の違いや、在宅医療の必要性について解説します。 在宅看護と訪問看護の違い 在宅看護と訪問看護については明確に区別されていない現状がありますが、ここでは区別して語られる際の違いを解説します。 一般的に在宅看護は、病気や障害をもつ方が住み慣れた自宅で療養を続けられるように看護を行うことを指します。一方、訪問看護は、療養中の利用者さんがいる居宅(老人ホームやグループホーム等も含む)に医療従事者(看護師、理学療法士、保健師など)が訪問して、看護を行うことを指します。 どちらも療養者が自分らしい充実した生活を送れるように支援する点においては同じだといえますが、訪問看護は利用者さんやそのご家族が希望して利用する「サービス」のひとつです。 訪問看護で行う仕事内容は、次のとおりです。 健康状態の確認や助言バイタルサインのチェックや問診、視診、触診などを行い、健康状態を確認する病状、疾患、日常生活に影響を及ぼす原因のアセスメントを行い、必要に応じて助言する日常生活の支援栄養や排せつの管理やケア、身の回りの世話、療養環境の整備などを行う利用者さん・ご家族の相談や助言、メンタルケア利用者さんが不安に思うことや分からないことがないか尋ね、必要に応じて助言やメンタルケアを行う褥瘡の予防や処置褥瘡の予防や改善に向けた処置や指導を行う認知症や精神疾患のケア症状に応じた住環境の整備や内服指導、介護者の支援・指導などを行う医療ケア医師の指示に従い、インスリン注射や点滴の実施、疼痛や血糖のコントロール、急変時の対応などを行う医療機器の管理・指導人工呼吸器や吸引器などについて、専門業種と連携して管理を行い、ご家族や利用者さんへ使い方などを指導するリハビリテーション看護師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが医師の指示のもとにリハビリテーションを行う(ADL・IADLの維持・向上を目指した訓練やポジショニング、ROM訓練など) このように、訪問看護では利用者さんの日常生活の支援だけでなく、さまざまなケアを行う必要があります。また、このほかにも利用者さんの担当医師や薬剤師、栄養士、理学療法士、ケアマネジャーなどとの相談・情報共有が必要になるケースも多いでしょう。 訪問看護師は、利用者さんやご家族のケアを行いつつ、多職種と連携してより充実した在宅医療を提供できるようにするという重要な役割を担っています。 「地域看護」って何? 在宅看護や訪問看護と関連して、「地域看護」という言葉もよく聞かれるようになりました。地域看護とは、病院で個人を看護するのではなく地域のあらゆる年代の住民を対象とした看護のこと。地域に住む人々の健康かつ幸せな暮らしを実現することを目的にしています。地域看護の中に、在宅看護や訪問看護が含まれます。 在宅看護・訪問看護が必要な理由 ここからは、在宅看護・訪問看護の需要が増えている理由について、改めて見ていきましょう。 少子高齢化による高齢者人口割合の増加 日本は少なくとも1950年から総人口に占める高齢者(65歳以上)の人口の割合が増加しています。総務省のデータを見ると、1985年には総人口に占める65歳以上の割合が10%を超え、その後も著しく増加していることが確認できるでしょう。2025年には65歳以上が30%を占めるとも予測されています。 総務省統計局「1.高齢者の人口」1) 高齢者の増加に伴い、当然ながら要介護者数や死亡者数の増加が課題に。死亡場所として大半を占めていた病院・老人ホーム等の施設がひっ迫し、医療費も増大します。 病院から在宅への療養環境の移行 医療機関の病床は、医師がすぐに診療できる環境下にいる必要のある患者さんの利用が推奨されます。医療サービスが多くの患者さんに行きわたるように、医療機関での療養と在宅での療養は使い分ける必要があるのです。療養環境が在宅へ移行することで、行政の医療政策である「長期入院にかかる医療費の抑制」や「効率的な病床活用」の達成にもつながります。 また、厚生労働省が行った調査の中で、「終末期の療養場所に関する希望」についての問いがあります。それに対して、医療機関の併用を希望している方を含めると60%以上の方が「自宅で療養したい」と回答しました。患者さんやそのご家族のQOL(クオリティオブライフ:生活の質)の向上のためにも、在宅医療のニーズは高まっているのです。 在宅看護・訪問看護のメリット・デメリット 最後に、在宅医療・訪問看護を含めた在宅医療のメリットとデメリット、課題についても改めて見ていきましょう。 メリット 生活の質(QOL)の向上につながる何をもって生活の質が高い状態かどうかは人によって異なりますが、在宅医療は「大切な家族とともに過ごしたい」「一人で静かに暮らしたい」といったニーズを満たすことができます。 病院では設備が整っており、医師や看護師が常駐しているためいつでも治療や検査を受けられますが、なかなか自宅のようには心から安心して生活することができません。自宅は病院と比べれば制約が少なく、生活の質向上につながりやすいのが在宅医療の大きな魅力です。 ご家族や支援者の通院負担が減る通院に対するご家族の負担が軽減できるメリットもあります。訪問看護の活用によって、医師や看護師などが自宅に来て処置を行ってくれるため、ご家族にとっては通院する必要がなく、助かるでしょう。入院費用や病院への交通費がかからず、医療費の負担を抑えられる場合もあります。 デメリット ご家族の判断が求められるシーンが増える在宅医療でも訪問した看護師や理学療法士などの専門職が助言を行いますが、例えば緊急時(急変や転倒など)にはご家族や支援者のその場での判断が求められます。 入院していればすぐに医師や看護師が駆けつけて対応できますが、在宅医療だと、ご家族や支援者が最初の対応を行わなければならない場面も出てきてしまいます。緊急時の対応方法をあらかじめ指導しておくことが大切です。 最先端の医療行為を受けづらくなる医療機関にもよりますが、施設では設備が整っていることが多く、最先端の医療行為を受けやすいでしょう。しかし、利用者さんの自宅で医療行為を行う場合、十分な設備が整っていないケースも多くあります。利用者さんやそのご家族が希望する場合は医療機関での検査や治療も可能ですが、臨機応変に対応していく必要があるでしょう。 課題 医師や訪問看護師の不足医師・訪問看護師等、ニーズに対して人手が不足している現状があります。 在宅医療提供の地域格差都市部と地方での医療サービスの充実度や提供方法が異なり、地域によっては適切な医療サービスを受けられない現状があります。 多職種の連携が確立されていない在宅医療は、看護師だけでなく医師や介護士、理学療法士、保健師、薬剤師など多くの専門職が連携して提供されるのが理想です。しかし、現状ではまだ職種間の情報共有や協力体制が不十分のケースがあります。 * * * 在宅看護・訪問看護について、あらためてその重要性やメリット・デメリットを解説しました。今後も、少子高齢化や自宅療養の需要の高まりに伴い、在宅看護や訪問看護の需要が高まっていくと予測されます。あらためて在宅医療や訪問看護の意義をみつめなおしてみてはいかがでしょうか。 執筆:柿野 俊弥監修:川島 峻監修者プロフィール:医師、医学博士。横浜市立大学医学部、東京大学大学院医学系研究科卒業。虎の門病院、東大病院心臓呼吸器外科などで勤務ののち、Harvard Medical School, Brigham and Women’s Hospital留学。帰国後、新宿アイランド内科クリニック院長として幅広い世代に対して内科疾患、予防医療を中心に診療している。呼吸器専門医、胸部外科専門医会員、呼吸器外科専門医、外科専門医、がん治療認定医。編集:株式会社パンタグラフ 【引用】1)総務省統計局「1.高齢者の人口」https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1291.html2023/6/3閲覧 【参考】〇厚生労働省「訪問看護」https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000661085.pdf2023/6/3閲覧〇公益財団法人 日本訪問看護財団「訪問看護とは(医療・福祉関係者向け)」https://www.jvnf.or.jp/homon/homon-1.html#houmon12023/6/3閲覧〇総務省統計局「1.高齢者の人口」https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1291.html2023/6/3閲覧〇厚生労働省 医政局指導課「在宅医療の最近の動向」https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/zaitaku/dl/h24_0711_01.pdf2023/6/3閲覧〇厚生労働省「在宅医療・介護の推進について」https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/zaitaku/dl/zaitakuiryou_all.pdf2023/6/3閲覧〇一般社団法人 日本地域看護学会「地域看護学の再定義」http://jachn.umin.jp/ckango_saiteigi.html2023/6/3閲覧〇厚生労働省「全国在宅医療会議「重点分野」」https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000157908.pdf2023/6/3閲覧〇厚生労働省「在宅医療の現状について」https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000909712.pdf2023/6/3閲覧

漫画「そうだ、訪看がある」
漫画「そうだ、訪看がある」
特集
2023年7月5日
2023年7月5日

受賞作品漫画「そうだ、訪看がある<後編>」【つたえたい訪問看護の話】

NsPaceの特別イベント「みんなの訪問看護アワード」で募集した「つたえたい訪問看護の話」。今回は、梁井 史子さん(愛全会 訪問看護ステーションとよひら・ちゅうおう/北海道)の審査員特別賞エピソード「そうだ、訪看がある」をもとにした漫画の後編をお届けします。 「そうだ、訪看がある」前回までのあらすじ二年前に乳がんを発症した訪問看護師の梁井さん。つらい治療を乗り越えたものの、再発…。悲しみに暮れていましたが、「私の人生は私のものだ!!」とがんに立ち向かっていくことを決意しました。頼れる親族がいない梁井さんは、かつて働いていた訪問看護ステーションを頼ることに。 >>前編はこちら受賞作品漫画「そうだ、訪看がある<前編>」【つたえたい訪問看護の話】 そうだ、訪看がある<後編> 漫画:広田 奈都美(ひろた なつみ)漫画家/看護師/訪問看護ステーション管理者。静岡県出身。1990年にデビューし、『私は戦う女。そして詩人そして伝道師』(集英社)、『ナースのチカラ ~私たちにできること 訪問看護物語~』『おうちで死にたい~自然で穏やかな最後の日々~』(秋田書店)など作品多数。>>『ナースのチカラ』の試し読みはこちら【漫画試し読み】『ナースのチカラ』第1巻1話(その1) エピソード投稿:梁井 史子(やない ふみこ)愛全会 訪問看護ステーションとよひら・ちゅうおう(北海道)今回、審査員特別賞をいただいたこと、漫画化していただいたことは、がんと付き合いながら生きていく上で大変励みになっています。同僚や友人たち、私を担当してくれた理学療法士さんなどは自分のことのように感激してくれましたし、病棟で働く友人が受賞エピソードを周囲に共有してくれて、訪問看護と接点がない方にも知っていただけました。また、表彰式をきっかけに首都圏在住の友人たちと再会でき、審査員の先生方や違うエリアで働く訪問看護師さんたちから、さまざまなお話を聞くこともできました。今回学んだことは、ぜひ今後の仕事に生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。 [no_toc]

漫画「そうだ、訪看がある」
漫画「そうだ、訪看がある」
特集
2023年7月4日
2023年7月4日

受賞作品漫画「そうだ、訪看がある<前編>」【つたえたい訪問看護の話】

NsPaceの特別イベント「みんなの訪問看護アワード」で募集した「つたえたい訪問看護の話」。今回は、梁井 史子さん(愛全会 訪問看護ステーションとよひら・ちゅうおう/北海道)の審査員特別賞エピソード「そうだ、訪看がある」の漫画をお届けします。 >>全受賞エピソードはこちらつたえたい訪問看護の話 受賞エピソード発表!【みんなの訪問看護アワード】 そうだ、訪看がある<前編> >>後編はこちら受賞作品漫画「そうだ、訪看がある<後編>」【つたえたい訪問看護の話】 漫画:広田 奈都美(ひろた なつみ)漫画家/看護師/訪問看護ステーション管理者。静岡県出身。1990年にデビューし、『私は戦う女。そして詩人そして伝道師』(集英社)、『ナースのチカラ ~私たちにできること 訪問看護物語~』『おうちで死にたい~自然で穏やかな最後の日々~』(秋田書店)など作品多数。>>『ナースのチカラ』の試し読みはこちら【漫画試し読み】『ナースのチカラ』第1巻1話(その1) エピソード投稿:梁井 史子(やない ふみこ)愛全会 訪問看護ステーションとよひら・ちゅうおう(北海道) [no_toc]

エンジョイALS
エンジョイALS
コラム
2023年6月27日
2023年6月27日

ALS患者の皆さん、自分らしく生きよう!

ALSを発症して8年、42歳の現役医師である梶浦さんによるコラム連載です。今回は、困難と向き合い、乗り越えていくための、梶浦さん自身の考えかたを紹介します。 ALS患者が「自分らしく生きる」とは ALS患者が自分らしく生きていく。それは、趣味や、生きがいを見つけながら、少しずつ今の自分の状態を受け入れていき、最終的には「これが今の自分!」と胸を張って(開き直って!?)生きることではないでしょうか。 言うのは簡単ですが、誰でも簡単にできることではありません。この連載第11回(「難病患者の病気を受容するプロセス 〜希望を持つことの大切さ〜」参照)で書いたように、「受容」に至る過程で、多くの苦悩や挫折を乗り越えないといけません。 今回は、この困難を乗り越えるための、私自身の考えかたを書こうと思います。 困難を乗り越えていくために! 「遠い未来のことは考えすぎない!」「将来どうなるかではなく、今何ができるかを考える!」 これは、これまで私がたびたび書いてきたことですが、病気を乗り越えていくために最も大切ではないかと思います。ALSという病気は、進行に個人差があります。なかには発症してから10年以上経っても、症状があまり進まない人もいます。なので、絶望的な未来を想像しすぎても落ち込んでしまうだけで、良いことはありません。 大事なのは、今の自分の症状と向き合いながら、少し先の未来を想像して、対策をしていく、その積み重ねです。 たとえば、「指先の動きが悪くなってきて普通の箸が使いにくくなったら、介護用の箸(※)を使うようにしよう」。そして「今後もっと指先の動きが悪くなって、介護用の箸も使えなくなることも想定できる。おかずを、小鉢に分けるのではなく、食べやすいワンプレートにしよう。介護用のスプーンも用意しておこう」など、そのつど工夫と対策を繰り返していくことです。 はじめから遠くにある大きな山(困難)をひとりで登ろうとしても、とうてい無理です。必ず挫折してしまいます。 近くにある小さな山を、仲間たち(家族、ヘルパーさん、医療スタッフさんなど)と協力して一つずつ登っていく。振り返ってみたら、もうこんなに登ってきたのかと思えるような登りかたが理想的なのだと思います。 医師の多くは、大きな山の存在は教えてくれますが、山の登りかたを教えてはくれません。それもそのはずです。山の大きさや登りかたは人それぞれ違いますし、当事者でないとなかなかわからないことが、とても多いのです。なので、医師であり患者でもある私が発信しなくてはならない。そう思って、意気込んで今までいろいろ書いてきました。 ※連載第12回「ALS患者に必要な情報「実用編」 ~上肢①〜」の「指先の筋力が低下しても使える箸」参照 人工呼吸器を着けて外に出かけよう! 多くのALS患者さんは、病気の進行とともに、あまり外に出なくなります。歩けなくなるといった物理的な障害もありますが、気持ちの面で前向きになれないといった精神的な要因もあると思います。 私の場合は、歩けなくなっても電動車いすを操作できる間は、積極的にいろいろな所に出かけていました。しかし、腕もまったく動かなくなって、電動車いすを操作できなくなり、人工呼吸器を装着するようになってからは、あまり外に出なくなりました。人手が必要だったり、用意に時間がかかったりと物理的な障害もありましたが、「人工呼吸器を着けている自分を世間の人は好奇な目で見てくるのではないか」……そんなふうに考えてしまい、なかなか外に出る気分になれませんでした。 そんななかで、息子の幼稚園最後の運動会がありました。妻と息子には来てほしいと言われていましたが、「変な目で見られたら嫌だなぁ」「息子が私のせいでイジメられたりしないか?」など、いろいろと考えてしまい、なかなか行く勇気が出ませんでした。しかし、この機会に行かなかったら外に出るきっかけを失ってしまうと思い、ドキドキしながら運動会に行きました。いざ行ってみたら、周りの人たちは私のことなど気にもしません。皆さん他人の私なんかより自分の子どもの活躍に夢中です。そのときに、世間から特別な目で見られると思っていた私は自意識過剰だったんだなぁと気づかされました。 そして、息子が「わーい、パパ来てくれたんだ」と、満面の笑顔で私のところに走って来てくれたことが、何よりも嬉しかったです。息子は私がつらいときに救ってくれる存在であることをつくづく感じました。 「世間の人は私のことなど気にしていない。私が勝手に世間の人から特別扱いされていると思い込んでいただけなんだ」 そう思えるようになってからは、積極的に外に出るようになり、今でも公園に行ったり、電車やタクシーに乗って遠出したりと、毎週外出しています。(私のわがままを快く聞いてくださるヘルパーの皆さま、いつも本当にありがとうございます!) たまに外に出て、日光を浴びて、風を感じながら、暑さや寒さを通して季節を体感する。以前は当たり前だったそんな行為が、気分をリフレッシュさせ、日々の生活にメリハリをつけて豊かにしてくれますし、体調管理にもつながってきます。 なので、体が動かなくなっても、人工呼吸器を着けていても、周りの人を巻き込んで外に出かけよう!! 発信しよう! ALSは徐々に全身の筋肉が動かせなくなっていく難病中の難病です。有病率は10万人あたり7~11人程度1)と推計されており、非常にまれな疾患です。今のところ治療法もなく、それぞれの症状に合わせて対症療法や生活の工夫を凝らしていくしかありません。ただ、症状や療養環境などの個人差も大きいことから、すべての患者さんに当てはまるような工夫はなかなかないのが現実です。 神経難病のケアを専門とされている先生がたが、いろいろな工夫を発信してくださっていますが、ALSはかなり特殊な病気です。意識はハッキリとしており、やりたいことや訴えたいことは明確にあるのにもかかわらず、体が動かせず、声も出せないので、うまく伝えられない。ただのジレンマとも違うこの独特な感覚は、当事者にしかわかりえない感覚であり、だからこそ当事者にしか思いつかない発想や、当事者にしか語れない経験談があるはずです。 なので、ALS患者自身がそれぞれの工夫や経験を発信して、それをつないでいくことが、ALS患者の未来を豊かにしていく方法なのだと思います。 それが可能なのは10万人のうち、たった7~11人しかいないのです! ALS患者が自らのことを発信する。その行為自体にとても価値があり、それが誰かのためになる。そう思えれば、自分自身の生きがいにもつながっていきます。 自分の病気の経過を日記のようにブログに書くのもおすすめです。ちょっとした生活の工夫、介護者にされて嬉しかったこと、反対に嫌だったこと、など、内容は何でもよいのだと思います。今は誰でもSNSで発信できる時代です。一人でも多くの人が経験談を発信して、それを参考にして一人でも多くの人の生活が豊かになれたらいいなぁと思います。 コラム執筆者:医師 梶浦 智嗣 編集:株式会社メディカ出版 【参考・引用】1)「筋萎縮性側索硬化症診療ガイドライン」作成委員会編.筋萎縮性側索硬化症診療ガイドライン2013.東京,南江堂,2013,2.

訪問看護でポータブルエコー活用
訪問看護でポータブルエコー活用
特集
2023年6月13日
2023年6月13日

ケースレポート「訪問看護でポータブルエコー活用し変化したこと」

近年、訪問看護でも活用されるようになったポータブルエコー。直ちに体内を可視化できることで、医師との情報共有がスムーズになり、早期発見や重症化予防も期待されています。また、導尿や摘便など、侵襲性の高い処置を不必要に行うことが減り、適切なケアが提供できると言われています。 今回は、2017年からポータブルエコーを採り入れ、排尿ケアを中心に実践を重ねているLIC訪問看護リハビリステーション所長の黒沢勝彦氏に、導入の経緯や活用の実際について、お話を伺いました。 判断や思考プロセスを助けるポータブルエコー もともと私自身、病院では救急・集中ケアの分野で勤務していたので、日常的に医師がポータブルエコーを使っていました。腹水の有無や心機能など、画像を間近で見ていたので、馴染みの深い医療機器の一つです。また、素早い医療連携につながっていたため、いずれは訪問看護師がポータブルエコーを使えるようになるだろうと、願望のようなものがありました。さまざまな検査や機器が備わっている病院に比べ、在宅では、適切なアセスメントや臨床判断の材料を得られにくい場合があります。しかし、ポータブルエコーによって誰でも簡便に判断でき、思考プロセスを助ける情報を得られないだろうか、という思いから、その必要性を感じるようになりました。 しかし、初期投資や維持費がかかる上、診療報酬や看護ケア制度で報酬が得られないという、コスト面のネックがあり、導入しても使わなければ無駄になってしまう、という葛藤もありました。訪問看護でどう活かすのか、活用方法を明確にした上で1台購入しました。 当ステーションでは、神経難病や、ターミナル期の利用者さんに挿入されている膀胱留置カテーテル閉塞の有無や乏尿・尿閉の判断などでポータブルエコーを活用しています。 ポータブルエコーは訪問看護師の判断を支える 訪問看護のマネジメントでは、訪問看護師の心理的負担への配慮も重要だといわれます。とくに経験の浅い訪問看護師は、1人で判断する怖さがあります。例えば、カテーテル交換や点滴の必要性などの判断、医師への報告、連絡といった部分は確信を持って行えない不安があると思います。従来は経験豊富な先輩看護師が指導・助言するスタイルでした。現在はそれに加え、画像をビジネスチャットツールでほかのスタッフと共有するようになりました。対応の助言を請うようになれば、限定的ではありますが、判断に悩む訪問看護師を孤独にさせない状況が作り出せると思います。 また、サービス資源の多い都市部と、少ない過疎地では、訪問看護師の役割が異なってきます。過疎地は、次の訪問先まで30分~1時間かかり、救急車が入ることすら難しい地域もあり、医療サービス資源が満足に行き届かないという課題があります。過疎地の訪問看護師がエコーを利用することで、遠隔にいる医師やスタッフに画像を共有することができるので、迅速な医療介入が可能に。ICT(情報通信技術)活用が促進されれば、こうした課題の解決にもつながるでしょう。 「エコーは役立つ」という組織風土を創る 当ステーションでは、実施に伴う所要時間や難易度が低いとされる膀胱エコーの習得から始めました。まずはハードルとなるとっつきにくさを払拭し、「ポータブルエコーは役立つ」という文化を創ることを目指しています。そのためには、自分のほかにヘビーユーザーを作り、さらにそのスタッフが違うヘビーユーザーを作っていく流れにすることが大切だと思います。聴診器のように、ポータブルエコーを目的ありきで使えるようになってきたのは大きな変化です。きっかけのひとつとしては、ポータブルエコーの導入研修をしていただいたことが大きいと思います。 しかし、導入研修だけでは使えるようになりません。どうやって実際の利用者さんに使うかを考え、知識を得たり、触れたりすることが重要です。1人で使えるまではOJT(On the Job Training)を丁寧に繰り返し、ポータブルエコーを使用する利用者さんの同行訪問を行いました。ポータブルエコーの使用や画像を一緒に確認し、日々の介入の中で声かけしています。とにかく回数を重ね、エラーも経験しながら習得していく必要があるので、すべてのスタッフが継続して使えるような組織の教育体制が求められます(写真1)。 写真1:定期的にスタッフ間で勉強会。慣れる・使う・共有を繰り返すことが重要(提供:黒沢勝彦氏) エコー導入は組織の目的・理念を踏まえて 機種選びは価格メインではなく、解像度が高いものが推奨されています。解像度の高さは重要ですが、訪問看護ステーション経営の観点からは、低価格のものでないと普及が難しくなると言わざるを得ません。選び方以前に、組織の目的や理念などと照らし合わせ、導入の必要性を吟味することが大事です。例えば、月に1、2回の使用回数の場合、経営上不要だという判断を考えていく必要があるでしょう。私たちももう1台導入を考えていますが、それで本当に役立てられるかと、購入に二の足を踏んでいます。 ほかのスタッフが「もう1台あったらいいよね」と言い始めたり、エコーの明確な使用目的が新たに提案されたりすれば、購入を検討することになります。「とりあえずデバイスがあるから、何かしよう」で、始めると継続が難しくなります。 訪問看護師によるポータブルエコーの使用は、よりよいケアにつなげるためのアセスメントツールであることを伝えていきたいと思います(図1)。 図1:「導入後の3つのポイント」(提供:黒沢勝彦氏) 取材協力・監修:黒沢 勝彦氏(LIC訪問看護リハビリステーション 所長)編集:メディバンクス株式会社

ニャースペースのつぶやき
ニャースペースのつぶやき
特集
2023年6月6日
2023年6月6日

時間がないときの訪問看護昼食事情…ニャースペースのつぶやき【訪問看護あるある】

外でお昼を食べるときは、場所探しに一苦労 訪問と訪問の間でステーションに戻る時間がないときは、外でお昼ごはんを食べるしかないにゃ。お店に入る時間もないし、天気が悪いと大変にゃ… 普段はステーションに戻って昼食を食べているけれど、なんらかの事情で「時間がないから外で食べなきゃ」ということもありますよね。車で訪問している場合は車中で簡単な食事ができますが、自転車移動の場合は一苦労…。飲食店に入る時間もなく、コンビニで買ったパンやおにぎりなどを急いで食べる、なんてこともあるのではないでしょうか。訪問看護師さんからは、「コンビニの店先で食べると迷惑になるので、公園や遊歩道にあるベンチを探している」「雨風が強いと場所探しに困る」といった声も聞かれました。 ニャースペース病棟看護経験5年、訪問看護猫3年目。好きな言葉は「猫にまたたび」「わかる!」「こんな『あるある』も聞いて!」など、みなさんの感想やつぶやき、いつでも投稿受付中にゃ!>>投稿フォーム

漫画「きっかけはポーカー」
漫画「きっかけはポーカー」
特集
2023年5月31日
2023年5月31日

受賞作品漫画「きっかけはポーカー<後編>」【つたえたい訪問看護の話】

NsPaceの特別イベント「みんなの訪問看護アワード」で募集した「つたえたい訪問看護の話」。今回は、服部 景子さん(愛全会 訪問看護ステーションとよひら・ちゅうおう/北海道)の入賞エピソード「きっかけはポーカー」をもとにした漫画の後編をお届けします。 「きっかけはポーカー」前回までのあらすじ急遽、利用者の野間さんを担当することになった服部さん。なかなかお風呂介助をさせてもらえず、悩む日々。そんなとき、ふと「トランプでもしませんか」と声をかけてみたら、意外にも「いいよ」とのお返事が…? >>前編はこちら受賞作品漫画「きっかけはポーカー<前編>」【つたえたい訪問看護の話】 きっかけはポーカー(後編) 漫画:さじろう山形県在住のイラストレーター/グラフィックデザイナー/漫画家。都内デザイン会社を経て現在フリーランスで活動中。『ダ・ヴィンチ』『東京カレンダー』『Men’s NONNO』『SUUMO』など多数の雑誌のほか、釣り具メーカー『DAIWA』『LIFE LABEL』などのWebやYouTube、CMでもイラスト・漫画制作を手掛ける。 エピソード投稿:服部 景子(はっとり けいこ)愛全会 訪問看護ステーションとよひら・ちゅうおう(北海道)所属事業所の主任から「応募してみない?」との声掛けがあり、軽い気持ちで投稿したエピソードでしたが、入賞したと伺って本当に驚きました。大好きな野間さんとの思い出をつづった「きっかけはポーカー」は、私にとってとても大切なエピソードです。「頭洗ってくれる?」と声をかけていただいた日は、ケアマネジャーさんや事業所の先輩看護師たちも、一緒になって喜んでくれました。野間さんとは、今でも楽しくトランプをしています。読んでくださった皆さまが、少しでも「訪問看護って楽しそうだな」「こういう看護のしかたもあるんだな」と感じていただけたら幸いです。 [no_toc]

漫画「きっかけはポーカー」
漫画「きっかけはポーカー」
特集
2023年5月30日
2023年5月30日

受賞作品漫画「きっかけはポーカー<前編>」【つたえたい訪問看護の話】

NsPaceの特別イベント「みんなの訪問看護アワード」で募集した「つたえたい訪問看護の話」。今回は、服部 景子さん(愛全会 訪問看護ステーションとよひら・ちゅうおう/北海道)の入賞エピソード「きっかけはポーカー」の漫画をお届けします。 >>全受賞エピソードはこちらつたえたい訪問看護の話 受賞エピソード発表!【みんなの訪問看護アワード】 きっかけはポーカー<前編> >>後編は5月31日公開予定!受賞作品漫画「きっかけはポーカー<後編>」【つたえたい訪問看護の話】 漫画:さじろう山形県在住のイラストレーター/グラフィックデザイナー/漫画家。都内デザイン会社を経て現在フリーランスで活動中。『ダ・ヴィンチ』『東京カレンダー』『Men’s NONNO』『SUUMO』など多数の雑誌のほか、釣り具メーカー『DAIWA』『LIFE LABEL』などのWebやYouTube、CMでもイラスト・漫画制作を手掛ける。 エピソード投稿:服部 景子(はっとり けいこ)愛全会 訪問看護ステーションとよひら・ちゅうおう(北海道) [no_toc]

エンジョイALS
エンジョイALS
コラム
2023年5月30日
2023年5月30日

ALS患者に必要な情報「実用編」 ~その他のお役立ち情報~

ALSを発症して8年、42歳の現役医師である梶浦さんによるコラム連載です。今回は、梶浦さんが実際に使用した道具や工夫を紹介する「実用編」の第6弾。ALSはもちろん、ほかの疾患や障がいをもつ人たちの生活にも参考にしてください。 はじめに 「実用編」では、ALSの初発症状の頻度に合わせて、上肢、下肢、のど、の順でお役立ち情報をまとめてきました。今回は、これまでの分類には当てはまらなかったもので、私の在宅療養生活で必須になっているお役立ち情報を紹介したいと思います。特に今回はALS患者さんに限らず、さまざまな疾患の人に応用できるかと思います。 LINEを使った、日々の申し送りノート ALS患者さんのように、ヘルパーさんによる長時間の介護を必要として在宅療養を行なっている患者さんの多くは、毎日の体調や日々のケア内容の変更点などを写真のような申し送りノートに記載し、ヘルパーさん・看護師さんたちの間で情報を共有していきます。 私も、在宅療養を始めて間もないころにノートでの申し送りをすすめられて、使っていました。しかし使っていくうちに、人に見せてもらわないとノートを見られない、伝えたいことを自分で書き込めない、ノートが増えてくると過去に書いた大事な内容を読み返そうとしてもなかなか探し出せない。などなど、さまざまな問題点が出てきました。 そこで、とても便利だったのが、タブレットにLINEをインストールし、申し送りノートをペーパーレス化する方法です。 まずは、ヘルパーさん・看護師さん・リハビリテーションスタッフさんたち専用のタブレットを用意します。用意したタブレットにLINEのアカウントを作り、「◯◯家在宅療養ノート」といった名前で、自分や家族とのLINEグループを作ります。そのLINEグループ内に日々のケア内容を記載していきます。 この方法ですと、自分専用のタブレットでも記録を確認しながら、ヘルパーさん・看護師さん・リハスタッフさんたちに伝えたいことを自分で書き込めます。また家族が、外出中にもケアの状況を確認できます。 そして何よりも便利なのが、写真や動画を共有できることです。たとえば、看護師さんが「こんなところに気をつけてケアをしてください」とヘルパーさんたちに伝えたいときや、ケア内容を変更したときなど、写真や動画を使って説明すると、とても伝わりやすくなります。 写真や動画は閲覧期限があり、そのままだと期限が過ぎると見られなくなってしまいます。なので、写真や動画で残しておきたい重要な情報は、「ノート」機能を使い、ここに保存しています(LINE画面の右上にある、ハンバーガーメニュー(≡)から「ノート」をタップすると作成できます)。検索機能もあるため、過去の情報も簡単に取り出すことができます。 指伝話プラス 声が出しにくくなってから、便利なのが、「指伝話プラス」というアプリです。ふだんよく使う文章をアプリ内にあらかじめ保存しておき、保存した文章をタップすることで、アプリが人工音声で読み上げてくれます。「おーい◯◯さん」「頭の位置を直してください」「腕を置き直してください」などのよく使う言葉を入れておくことで、ワンタッチで伝えることができます。 短文だけではなく、長文を保存することもできます。私は声が出せなくなってから、このアプリの人工音声だけを使って大学で90分の講義をしたこともあります。 「指伝話プラス」の無料お試し版として、「指伝話ちょっと」もあり、まずはこちらを試してみてもよいかもしれません。 気管内の痰を低圧持続吸引できる専用機器1) 気管切開をして人工呼吸器を装着している患者さんは、自分の力では痰が出せませんので、適宜、気管内の痰の吸引が必要です。特に、本連載の第16回(「気管切開+誤嚥防止術」という考えかた!を参照)でも書きましたが、誤嚥防止術をしていない患者さんだとカフの脇から漏れて気管内に垂れ込んでくる唾液も吸引しないといけないので、吸引回数が多くなります。吸引回数が多いと、患者・介護者ともに負担が大きくなってしまいます。 そこでとても便利なのが、気管内の痰を24時間自動で持続的に低圧で吸引してくれる「アモレSU1」という機械です。 アモレSU1は、ALSをはじめとした人工呼吸器が必要な患者さんの気管吸引による負担を減らすために開発されたものです。私もこれを導入してからは気管吸引の回数も減り、かなりQOLが上がりました。 使用するには、「コーケンダブルサクションカニューレ」という専用のカニューレが必要です。これは、通常のカニューレにアモレSU1用の吸引チューブと吸引口がついているもので、カフ下部の痰を持続的に吸引してくれます。 残念ながら、アモレSU1はまだ保険適用ではなく、自費での購入orレンタルになってしまいますが、検討する価値のあるとても良い機械だと思います。 薄型冷却枕 クールエアマット 連載第18回(ALS患者に必要な情報「実用編」~下肢(2)ベッド上生活~を参照)の「送風ファン付きマットレス」でも書きましたが、症状の進行したALS患者さんは、自分の力では体勢を変えることが難しく、頭や背中などずっと何かに接している場所に熱がこもってしまいます。私は特に後頭部に熱がこもりやすいのですが、通常の冷却枕では分厚すぎたり硬かったりで、なかなか合いません。 そこで役に立っているのが、100円ショップのキャンドゥで販売されている「クールエアマット」という薄型冷却枕です。 これは薄くて柔らかいので、とても使い勝手が良いです。頭の下に入れたりはもちろん、夏場に車いすで外出する際に背中の下に入れたりと、いろいろな場面で使え、おすすめです。 編集部注キャンドゥ「クールエアマット」は季節商品であり、通年販売はされていません。 コラム執筆者:医師 梶浦 智嗣記事協力:LINE株式会社有限会社オフィス結アジアトクソー技研株式会社株式会社キャンドゥ 編集:株式会社メディカ出版 【参考】1)松田千春ほか.低定量持続吸引可能な「自動吸引システム」の看護支援の手引き:低定量持続吸引システムの導入から評価まで― 2015 ―.東京都医学総合研究所,2015.

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