記事一覧

2026年2月26日
2026年2月26日

潰瘍

潰瘍とは、皮膚や粘膜が炎症を起こして皮膚が傷害され、損傷部位が進行することによって起こる組織の欠損のことです。病名ではなく状態を表します。 皮膚の表皮の組織欠損を「びらん」とよび、欠損が真皮に達したものを潰瘍と呼んでいます。原因として、物理的科学的要因、血液循環不良、ストレスなどが挙げられます。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月26日
2026年2月26日

褥瘡

褥瘡は、寝たきり状態や長時間同じ体勢でいることで、体の特定の部位が長時間圧迫され、その部位の血流が悪くなったり滞ったりした結果、組織が損傷されることを指します。 褥瘡のリスク要因には以下のようなものがあります。 全身的要因低栄養、痩せ、加齢、浮腫、糖尿病/動脈硬化などの基礎疾患、抗がん剤・免疫抑制剤などの薬物使用 など局所的要因摩擦やずれ、皮膚の乾燥や湿潤、失禁、加齢による皮膚脆弱性、手術体位や安静臥床、寝たきり など 初期症状は皮膚の赤みで、指押し法で確認をします。赤い部分を3秒ほど軽く押して押したときに白く変化し、離すと再び赤くなるものは褥瘡ではありません。押しても色が変改しない場合は褥瘡です。中期には水疱や浅い潰瘍ができ、後期には筋肉や骨まで達することがあるほどの深い潰瘍ができます。 医療現場ではNPUAP/EPUAP分類を使って重症度分類を行い、褥瘡の経過をDESIGN-R※にて評価することが多いです。訪問看護では、真皮を超える褥瘡の場合、医師による特別訪問看護指示書の発行があれば頻回に訪問して医療保険にてケアを行うことができます。 【参考】公益社団法人日本産婦人科医会「褥瘡の予防と管理」https://www.jaog.or.jp/note/9%EF%BC%8E褥瘡の予防と管理/2026/2/26閲覧一般社団法人日本褥瘡学会「DESIGN-R2020 褥瘡経過評価用」https://www.jspu.org/medical/design-r/docs/design-r2020.pdf2026/2/26閲覧 ※ DESIGN-Rは、一般社団法人日本褥瘡学会の登録商標です。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月26日
2026年2月26日

糜爛(びらん)

糜爛(びらん)とは、皮膚や粘膜の表皮が炎症を起こし、組織が部分的に崩れて浅い傷ができた状態を指します。病変が表皮や粘膜の上層にとどまり、深部まで達していません。 糜爛が生じる部位は、口腔、消化管、皮膚などです。原因としては、感染症、アレルギー反応、薬剤による副作用、物理的な刺激などが挙げられます。糜爛を放置すると感染症を引き起こす可能性があるため、早めのケアが重要です。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月26日
2026年2月26日

摘便

摘便(てきべん)は、直腸内に溜まった便を指先で丁寧に取り除き、排便を促す方法です。腸を物理的に刺激し、排便反射を引き起こすことができます。緩下剤を内服しても自然排泄が得られない方、高齢・衰弱等により腹圧がかけられない方、直腸機能障害がある方に実施します。摘便時の直腸穿孔や大量の排便後の血圧低下といったリスクがあるため、バイタルサインに注意してケアをする必要があります。肛門周囲に病変がある方、炎症生疾患や出血傾向の患者は禁忌です。 処置の際は、患者を左向きに寝かせ、お尻の下にオムツを敷いて準備します。介助者は、リラックスを促すために患者に深呼吸をさせ、人差し指にオリーブオイルやベビーオイルを塗布して滑りを良くします。その後、ゆっくりと肛門に指を挿入し、指の爪側に便を乗せるようにして、少しずつ手前に掻き出します。無理に多くの便を一度に取り除こうとすると、肛門粘膜を傷つけたり、血圧が低下したりする危険があるため注意が必要です。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月26日
2026年2月26日

デブリードマン

デブリードマン(debridement)とは、壊死組織の除去を目的とした治療法のことです。潰瘍や褥瘡(じょくそう)などに対して行うことで、感染リスクを軽減し、組織再生を促進します。医療現場では「デブリ」と略すこともあります。 外科的デブリードマン     メスや鋏などの医療器具を用いて、外科的に切除する方法物理的デブリードマン生理食塩水や微音湯での洗浄やガーゼで拭き取る方法化学的デブリードマン壊死組織の分解を促す蛋白分解酵素の入った外用薬を用いる方法自己融解的デブリードマン患者本人にもともと備わっている壊死組織を排除しようとする際に分泌される蛋白分解酵素を用いる方法。創部を被覆材で覆い、湿潤環境を作り治癒を目指す生物学的デブリードマン医療用の無菌マゴット(うじ/ハエの幼虫)を使用し、壊死組織を分解する方法 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2026年2月24日
2026年2月24日

蜂窩織炎

蜂窩織炎(ほうかしきえん)とは、外傷や皮膚潰瘍、足白癬などにより表皮のバリア機能が破綻し、常在菌である連鎖球菌やブドウ球菌が、真皮から皮下脂肪組織に侵入することで発症する軟部組織感染症です。 他人に感染することはなく、顔面や四肢、特に下肢に生じることが多いとされています。疼痛、熱感、境界不明瞭な発赤、腫脹が主な症状で、発熱、頭痛、全身倦怠感、悪寒などの全身症状を伴うこともあります。 また、局所的に静脈循環不全やリンパ浮腫が起こることがあり、重症化する危険性も。抗菌薬が第一選択となるため、早期に受診することが大切です。皮下脂肪組織は蜂の巣のような形状をしていることから「蜂窩織炎」といい、「蜂巣炎(ほうそうえん)」と呼ばれることもあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年9月7日
2023年9月7日

MDRPU(医療関連機器圧迫損)

医療関連機器の自重以外の圧迫によって生じる皮膚やその下の組織の損傷です。機器のサイズや形状の不一致、外圧を低減するケア不足、皮膚の菲薄(ひはく)化や浮腫などが発生要因となります。MDRPUが起こり得る機器として、人工呼吸器や体腔内留置カテーテル、非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)、胸・腹腔ドレーンや膀胱内留置カテーテル、経鼻管や末梢血管ルートなどがあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年9月7日
2023年9月7日

医療関連機器圧迫損(MDRPU)

医療関連機器の自重以外の圧迫によって生じる皮膚やその下の組織の損傷です。機器のサイズや形状の不一致、外圧を低減するケア不足、皮膚の菲薄(ひはく)化や浮腫などが発生要因となります。MDRPUが起こり得る機器として、人工呼吸器や体腔内留置カテーテル、非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)、胸・腹腔ドレーンや膀胱内留置カテーテル、経鼻管や末梢血管ルートなどがあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

陰部洗浄

陰部の清潔を保つために洗浄することです。オムツ内排泄、床上排泄後など、陰部を清潔に保つために洗浄し、感染症や汚臭予防を行います。膀胱留置カテーテルが留置されている場合は、逆行性尿路感染予防として毎日必ず実施するようにします。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

自己導尿

一定の時間毎に自分の尿道に管を挿入し膀胱から尿を体外に排出する手法のことです。神経因性膀胱炎や無尿、尿閉などの排尿障害のある方に適応します。自己導尿の目的には、尿路感染予防、膀胱機能改善、腎機能保持などがあります。導尿後に血尿・排尿時痛・残尿感・尿の混濁など異常が見られた場合には、患者指導として受診するよう説明します。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

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